森彰彦という人。

音楽に特化したWEB制作会社として!
という一環で、今回の記事をはじめとして、
これから不定期に、音楽にまつわるお話を書いていきたいと思います。

初めての記事は、ゲーム音楽の作曲家、森彰彦氏について。

往年のゲームで有名な作曲家といえば、
「ドラゴンクエスト」のすぎやまこういち氏、
「ファイナルファンタジー」の植松伸夫氏、
「ロマンシング・サガ」の伊藤賢治氏など、
著名な方々がいる一方で、知名度で比較してしまうと、
森彰彦氏をご存知ない方が多いかもしれません。

それは森彰彦氏が担当されたゲームが、
上記のビックタイトル程のセールスを
記録しなかったからかもしれません。
加えて、大変悲しいことに、
すでに故人となってしまっている方です。

氏が手掛けたゲーム作品に、
「ミスティックアーク」という、
スーパーファミコンのRPGがあります。

当時、まだスクウェアと合併していないエニックスから発売された、
幻想的、かつミステリアスな雰囲気を持った、
独自の世界観が光る、今もひそかに語り継がれる作品です。

その世界感の醸成に、森彰彦氏の音楽が必要不可欠と
感じられるほど重要で、かけがえのない作品と思ってやまず、
今回取り上げさせていただきました。

作品群に共通する主題の展開、
ロックやプログレ、クラシックと、
ジャンルを問わない作風の幅広さ、
それに加えて、RPGで特に人気の高い「戦闘シーン」の
BGMはどのRPGよりも種類が多いのでは?と思うほど多彩で、
どれも細やかな構成で、とても高いクオリティです。
(特にエリアボス戦「勝負の時」のフゲッタの部分は感動的です。)

…と、言葉だけでは説明しきれず、
またピアノで演奏してみたい!と思ってやまず、
このゲームのオープニングであり、
メインテーマの提示でもある曲、
「母なる神の爾座」を、
デザインコンサルティングフェルマータ版として、
今回ピアノソロに編曲してみました!

演奏してみた動画を、
フェルマータチャンネルとしてYoutubeに
上げさせていただきましたので、
よろしければぜひ聴いてみてください。

不思議な世界に誘われるような雰囲気が
出ていればいいなぁと思います。
(演奏はデザインコンサルティングフェルマータ
嘱託演奏員有志です!)

■原曲の動画はこちら↓